当サイトの記事は、日本ジュエリー協会・国民生活センター・環境省など公的機関・業界団体の公開情報、ジュエリーブランドのお手入れ案内、各買取店の公式情報、田中貴金属工業の公表価格、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。肌の不調など医療に関わることは扱わず、医療機関への相談をおすすめしています。最新の価格・条件は各社の公式情報で確認してください。
18金の指輪の内側や、ネックレスのチェーンが黒ずんでいると、なんだか古ぼけて見えますよね。『どうやったらきれいに落とせるんだろう』と思う方も多いはずです。
結論から言うと、18金の黒ずみは、やわらかい布と中性洗剤、ぬるま湯で落ちることが多いです。家で落ちない頑固な黒ずみは、無理にこすらず店に相談しましょう。
この記事では、18金の黒ずみの原因と家でできる落とし方、石付きの品の注意点、落ちない時の対処をお話しします。
18金の指輪の、石を留めている所が黒くなってきました。どうやって落とせばいいですか?
石座の周りは汚れがたまりやすい場所なんです。まずは布で拭いて、石の種類を確かめてから洗い方を決めましょう。
18金の黒ずみの原因は?
18金の黒ずみは、皮脂や汗などの汚れと、混ぜてある銀の硫化が主な原因です。汚れなら家で落ちやすく、塩素系洗剤との反応による黒ずみは家では落ちにくいことがあります。
18金は、金75%に銀や銅などを混ぜた合金です。日本ジュエリー協会の「ジュエリーQ&A」では、表面の銀は硫化で黒くなると説明しています。
銀が黒くなる仕組みは、辞典にも出てきます。銀は空気中の硫黄や硫黄化合物に触れると「硫化銀」ができて黒っぽくなるそうです(コトバンク「硫化銀」)。
| 黒ずみの種類 | 主な原因 | 家で落ちる? |
|---|---|---|
| 汚れの黒ずみ | 皮脂・汗・化粧品・ほこりがたまる | 落ちやすい |
| 軽い硫化の黒ずみ | 汗や温泉の硫黄分と銀が反応 | 軽ければ目立たなくなる |
| 塩化の黒ずみ | 塩素系漂白剤などと反応 | 家では落ちにくい |
| すき間の黒ずみ | 石座やチェーンのすき間にたまった汚れ | ブラシで落ちることも |

なんぼやの公式コラムでは、塩素系漂白剤が銅に付いて起こる「塩化」は、硫化より頑固になりやすいと説明しています(なんぼや「18金の変色を戻す方法は?」)。掃除の時に着けたままだった、という心当たりがあれば、このタイプかもしれません。
『黒くなった=偽物?』と思う方もいますが、変色だけでは偽物とは言えません。18金が黒く変色するのは、本物の金合金でも起こりうることなんです。変色の仕組みは18金は変色する?で詳しく紹介しています。
こんな使い方だと黒ずみやすい
18金の黒ずみは、使い方によって付きやすさが変わります。例えば、次のような人は黒ずみが出やすい傾向があります。
- 18金の指輪を毎日、外さずに着けている人
- お風呂や温泉に、ネックレスを着けたまま入る人
- 洗い物や掃除の時も指輪をしたままの人
- 汗をかく季節に、着けた後そのまましまう人
- 湿気の多い場所に、長くしまいっぱなしにしている人
どれか1つでも当てはまるなら、外すタイミングとしまい方を少し変えるだけで、黒ずみ方が変わってきますよ。
『全部やめるのは無理かも』と思った方も大丈夫です。できそうなものから1つずつ試してみてください。
黒ずみと、くすみって違うものなんですか?
厳密な決まりはありませんが、くすみは汚れで輝きが落ちた状態、黒ずみは色が黒っぽく変わった状態を指すことが多いですね。どちらも、まずは布で拭くところから始めて大丈夫ですよ。
18金の黒ずみの落とし方(家でできる手順)
ここからは、家でできる落とし方です。ジュエリーブランドの4℃が公式に案内している方法をもとにしています(4℃「ジュエリーのお手入れ方法とは?」)。
準備するもの
- やわらかい布(メガネ拭きのような毛羽立ちにくいもの)
- 中性洗剤(食器用など)
- ぬるま湯を入れた小さな器
- やわらかいブラシ(毛先のやわらかい歯ブラシなど)
- すすぎ用の真水
歯ブラシを使う時は、歯磨き粉は付けないでくださいね。毛先がやわらかいものを選ぶのがポイントです。
落とし方の手順
- やわらかい布で、表面の汚れを軽く拭き取る
- ぬるま湯に中性洗剤を少し溶かし、18金をしばらくつける
- やわらかいブラシで、黒ずんだ所をなでるように洗う
- 真水につけて、洗剤をしっかりすすぐ
- やわらかい布で、水分をすべて拭き取る

1の「拭く」だけで、くもりや軽い黒ずみが取れることもよくあります。まずは拭いてみて、それでも残る所だけ洗う、という順番がおすすめです。
すすいだ後は、水分を残さないようにしましょう。日本ジュエリー協会は、天日干しや自然乾燥、ドライヤーは避けて、よく拭くようにと案内しています。
ブラシでゴシゴシこすったほうが早く落ちますか?
強くこすると、細かな傷が付いて輝きが落ちてしまうことがあるんです。力は入れずに、何回かに分けてなでるほうが仕上がりはきれいですよ。
洗った後の仕上げと、しまう前の確認
水分を拭き取ったら、最後にもう一度、乾いたやわらかい布で全体を軽く拭いてみてください。これでツヤが出て、洗剤の残りにも気づきやすくなります。
しまう前には、次の3つを見ておくと安心です。
- チェーンのすき間や石座に水分が残っていないか
- 石がぐらついていないか、留め具がしっかり閉まるか
- 黒ずみが残っている所はないか(残っていたら店に相談)
湿ったままケースに入れると、しまっている間に色が変わる原因にもなります。4℃も、保管する時は乾燥剤を入れておくことを案内していますよ。
場所ごとの落とし方のコツ
18金の黒ずみは、たまりやすい場所が決まっています。場所ごとのコツをまとめました。
| 場所 | 黒ずみやすい理由 | コツ |
|---|---|---|
| 指輪の内側 | 肌・汗・皮脂がいつも触れる | 布で拭いた後、ブラシで内側をなでる |
| 石座の周り | すき間に汚れがたまる | 石の種類を確かめてから洗う |
| チェーンのすき間 | 細かい輪の間に汚れが入る | チェーンをずらしながらブラシを当てる |
| 留め具・つなぎ目 | 割金やろう剤が変色することがある | 落ちなければ店に相談 |
日本ジュエリー協会は、割金や、パーツをつなぐ「ろう剤(接合用の合金)」が変色することもあると説明しています。留め具の付け根だけ黒い時は、このためかもしれません。
どのくらいの頻度で洗えばいい?
毎日洗う必要はありません。4℃は、地金だけのジュエリーは着けた後にやわらかい布で拭き、変色を感じた時や輝きが落ちたと感じた時に「プラスケア」として洗う、と案内しています。
つまり、ふだんは「拭く」、気になった時だけ「洗う」で十分なんです。洗いすぎると、そのぶん石の留め具などに負担がかかることもあります。
日本ジュエリー協会は、日常よく使うジュエリーは購入した販売店などで半年から1年ごとに点検することをすすめています。黒ずみ落としのついでに、爪の緩みも見てもらうと安心ですね。
重曹やお酢は使っていい?
18金の黒ずみ落としとして、重曹やお酢を使う方法をネットで見かけることもありますよね。なんぼややおたからやなど、一部の買取店のコラムで紹介されている方法です。
ただ、確認した範囲では、ジュエリーブランドの公式のお手入れ案内に、重曹やお酢を勧める記述は見当たりませんでした。当サイトとしては勧めていません。石付きやメッキの品、パールには特に使わないでおきましょう。
石付き・細いチェーン・メッキの品は特に注意
18金の黒ずみを落とす時、品物によっては家で洗わないほうがいいものもあります。
| 品物 | 注意点(カッコ内は案内している所) | おすすめの対処 |
|---|---|---|
| パール付き | 中性洗剤も水・お湯も使わない(4℃) | 布で拭くだけにする |
| エメラルド・オパール・サンゴなど | 布で拭くだけ(4℃) | 汚れが気になれば購入店へ |
| ダイヤモンド付き | ぬるめの石鹸水で洗い、布で水気を取る(カルティエ) | 石の留め具の緩みにも注意 |
| 細いチェーン | 引っぱりながら洗うと絡まりやすい | ブラシは軽く当てる |
| 金メッキの品 | 研磨剤入りクロスはメッキを削る(買取大吉) | 布でやさしく拭く程度 |
超音波洗浄機を使いたい方もいるかもしれませんね。日本ジュエリー協会は、貴金属だけのジュエリーならほぼ問題ないとしつつ、宝石によっては欠けたり割れたりすることがあるとしています。
ミキモトも、自分で超音波洗浄機を使うと、まれに爪が緩んで宝石が外れることがあると注意しています。石付きの18金は、販売店に相談してから使ってくださいね。
18金のホワイトゴールドやピンクゴールドの場合
同じ18金でも、ホワイトゴールドは少し事情が違います。ホワイトゴールドは表面にロジウムめっきをかけて白く仕上げるのが一般的で、4℃は使ううちにコーティングが弱まると案内しています。
この場合、黄色っぽく見えたりグレーっぽく見えたりしても、洗って白さが戻るわけではありません。めっきのかけ直しを店に相談することになります。詳しくはホワイトゴールドの変色を戻す修理をどうぞ。
ピンクゴールドは、日本ジュエリー協会の定義で銅の比率が高い金合金です。黒ずみの落とし方はイエローゴールドと同じですが、色味の変化が気になる時は購入店に相談してみてください。
- 歯磨き粉で磨いて、表面に細かな傷を付けてしまう
- 塩素系漂白剤につけて、かえって黒く変色させてしまう
- 石付きの指輪を洗剤液に長くつけて、石を傷めてしまう
- 硬いブラシでこすって、チェーンや爪を傷めてしまう
落ちない黒ずみはどうする?
『家で洗ったけど、黒い所が全然落ちない』という時もありますよね。そんな時は、無理に家で続けずに、お店に任せてしまいましょう。
日本ジュエリー協会は、専門店の「新品仕上げ」で、地金の変色や傷の磨き直しを職人が行うと紹介しています(日本ジュエリー協会「夏の終わり ジュエリーのお手入れについて」)。
| 相談先 | 公式に案内されている内容 |
|---|---|
| 4℃ | 店舗の専用洗浄機でクリーニング(基本無償・状態によって有償)。細かい傷の「磨き」は有償 |
| スタージュエリー | 店頭で無料クリーニング |
| ミキモト | 自社製品のクリーニングから磨き直しまで店舗で受付 |
| 町のジュエリー店 | 新品仕上げなど(内容や料金は店ごと) |
ブランドの窓口は、基本的にそのブランドの製品が対象です。どこで買ったか分からない品は、町のジュエリー店や修理店に聞いてみてください。
お店に頼むと、どのくらいお金がかかりますか?
店や品物の状態で変わるので、公式に金額を出していない所が多いんです。クリーニングは無料のブランドもあるので、まずは購入店に聞いてみましょう。
お店のクリーニングの中身は、金の変色はクリーニングで直る?で詳しく紹介しています。
お店に持っていく前に見ておきたいこと
- どこで買った品か(ブランド名・購入店)を思い出しておく
- 保証書やケースがあれば一緒に持っていく
- 付いている石の種類が分かれば伝える
- 石の緩みや留め具の壊れがないか見ておく
- 料金の見積もりを先に出してもらえるか聞く
保証書があると、ブランドの窓口で話が早く進みます。見つからなくても相談はできるので、気にしすぎなくて大丈夫ですよ。
もう使わない18金なら、無理に落とさなくてもいい
黒ずみを落としたいのは、また着けたいからですよね。でも、もう使う予定がない18金なら、無理に落とさなくても大丈夫です。
おたからやは公式FAQで、無理に磨いたり薬品で洗ったりすると表面を傷つけたり色味を損ねたりするおそれがあるので、そのままの状態で持ち込むのがおすすめと案内しています。売るかどうか迷っている品は、黒ずみ落としより先に、査定額を聞いてみるのも一つの方法です。
よくある相談:18金の黒ずみ(知恵袋の声から)
Yahoo!知恵袋にも、18金の黒ずみに関する相談がたくさんあります。内容を要約して、答えをまとめました。
K18の指輪の、石を乗せる台とリングの間が黒い
「K18刻印の指輪で、石を乗せる台とリングのつなぎ目が黒くなっている。どうやったら落とせる?」という相談です。
石座の周りは、汚れがたまりやすいうえに、ブラシが届きにくい場所です。石の種類が分かれば、水で洗える石かどうかを確かめて、やわらかいブラシで軽くなでてみてください。
それでも落ちなければ、購入店やジュエリー店に見てもらうのが安心です。爪の緩みも一緒に点検してもらえますよ。
買ったばかりの18金を布で磨くと、黒い汚れが付く
「購入して間もない18金を布クロスで磨いたら、布に黒い汚れが付いた。そんなに汚れていないはずなのに」という相談もありました。
表面に付いた皮脂やごく薄い変色が、布に移っていることが考えられます。ただ、黒い汚れが付かなくなるまで磨き続けると、表面を削ってしまうことも。軽く拭いてツヤが出れば、そこで止めておきましょう。
パールネックレスの18金の留め具が黒く変色した
「保証書付きのパールネックレスで、K18の留め具が焼けたように黒くなった」という相談です。
パールは、中性洗剤も水やお湯も使わず布で拭くだけ、というのがブランドの案内です。留め具だけを洗うのも難しいので、購入店に相談するのがいちばん安心ですよ。
保証書があるなら、それを持って購入店に行くと話が早いです。日本ジュエリー協会も、日常よく使うジュエリーは販売店などで定期的に点検することをすすめています。
どの相談でも、「無理にこすらない」「石やパールがあるなら店へ」は共通です。迷ったら、拭くだけにしておくのが失敗しないコツです。
18金の黒ずみを防ぐ毎日の習慣
せっかく落とした黒ずみ、できればもう付けたくないですよね。ブランドや日本ジュエリー協会が案内している習慣をまとめました。
- 着けた後は、やわらかい布でさっと拭いてからしまう
- 入浴・プール・温泉・家事・スポーツ・寝る時は外す
- 化粧品やヘアスプレー、香水は、着ける前に済ませる
- 1点ずつ分けて、重ならないように保管する
- 直射日光や高温多湿の場所を避けてしまう
特に夏は要注意です。日本ジュエリー協会は、夏を過ごしたジュエリーには汗や日焼け止め、化粧品などがたくさん付いている可能性があると呼びかけています。
夏の終わりには、一度まとめてお手入れしてあげるのがおすすめです。旅行で温泉に行く時は、ジュエリーを外して部屋に置いておくか、最初から持って行かないのも一つの手ですね。
例えばこんなふうに、ひと手間を決めておくと続けやすいですよ。
「お風呂の前に外したら、そのまま布で拭いてケースへ」
「メイクが終わってからネックレスを着ける」
毎日の習慣が、黒ずみをためない一番の近道です。もっと詳しい磨き方は18金の磨き方で紹介しています。
お手入れしても、もう着けなくなった18金があるなら、金の買取店で今の金額を確かめてみる方法もあります。黒ずんだままでも、金としての価値は品位と重さで決まりますよ。
PR|金・貴金属の買取
使わなくなった金は、磨かずにそのまま査定へ
黒ずみや変色があっても、金の価値は品位と重さで決まります。ネックレスや指輪はもちろん、ちぎれたチェーンや刻印のない金も無料で査定を受けられ、無理に磨く必要はありません。
査定料無料公式サイトで買取価格を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件・必要書類は公式サイトで確認してください。
よくある質問
18金の黒ずみは何が原因ですか?
皮脂や汗などの汚れと、混ぜてある銀の硫化が主な原因です。塩素系漂白剤と反応した黒ずみは、家では落ちにくいことがあります。
18金の黒ずみの落とし方で、一番やさしい方法は?
やわらかい布で拭くことです。それで落ちなければ、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけ、やわらかいブラシでなでてから真水ですすぎ、水分を拭き取ります。
歯磨き粉で18金を磨いてもいいですか?
おすすめしません。歯磨き粉に含まれる研磨剤で表面が削れ、細かな傷が残ることがあります。買取大吉の公式コラムでも、歯磨き粉に含まれる研磨剤は避けるよう書かれています。
黒く変色した18金が家で落ちない時は?
購入店や町のジュエリー店に相談してみてください。専門店の「新品仕上げ」では、地金の変色や傷を職人が磨き直してくれます。
18金はどのくらいの頻度で洗えばいいですか?
ふだんは着けた後に布で拭くだけで十分です。4℃は、変色や輝きの低下を感じた時に、中性洗剤とぬるま湯で洗う「プラスケア」をすすめています。
まとめ
- 18金の黒ずみは、皮脂などの汚れと銀の硫化が主な原因
- 家では「布で拭く」「中性洗剤とぬるま湯で洗う」までにする
- パール・エメラルドなどの石付きは、布で拭くだけにする
- 歯磨き粉・研磨剤・塩素系漂白剤・硬いブラシは使わない
- 落ちない黒ずみは、店のクリーニングや新品仕上げを相談する
金の黒ずみ全般の話は金の黒ずみの原因と取り方、変色の全体像は金は変色する?原因とお手入れでまとめています。







コメント