ホワイトゴールドは変色する?黄色っぽく見える理由と長持ちのコツ

ホワイトゴールドの変色と黄色っぽく見える理由を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、日本ジュエリー協会・国民生活センター・環境省など公的機関・業界団体の公開情報、ジュエリーブランドのお手入れ案内、各買取店の公式情報、田中貴金属工業の公表価格、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。肌の不調など医療に関わることは扱わず、医療機関への相談をおすすめしています。最新の価格・条件は各社の公式情報で確認してください。

ホワイトゴールドの指輪やネックレスを使っていたら、なんだか黄色っぽく見えてきた。そんな経験はありませんか?『白い金なのに、どうして色が変わるの?』と不思議に思う方も多いはずです。

結論から言うと、ホワイトゴールドが変色して見えるのは、表面のロジウムめっきが薄くなり、下の地金の色が見えてくるためであることが多いです。

この記事では、ホワイトゴールドが黄色っぽくなる理由と、どれくらいで変わるのか、10金・14金・18金の違い、長持ちさせるお手入れのコツをお話しします。

金の変色が気になる人

ホワイトゴールドの指輪が、最近ちょっと黄色っぽく見える気がします。変色したんでしょうか?

お手入れ案内役

ホワイトゴールドは、表面に白いロジウムめっきをかけて仕上げることが多いんです。それが使ううちに薄くなって、下の地金の色が見えてきているのかもしれませんね。

目次

ホワイトゴールドは変色する?先に結論から

先に結論

ホワイトゴールドが黄色っぽく見えるのは、表面のロジウムめっきが弱まって、地金そのものの色が見えてくるためであることが多いです。めっきをかけ直せば、白さを取り戻せます。

ジュエリーブランドの4℃は、ホワイトゴールドは白く繊細な輝きを出すためにロジウムコーティングをかけて仕上げていて、使用によってコーティングが弱まると案内しています(4℃ 公式オンラインショップ FAQ)。

つまり、ホワイトゴールドの「変色」は、多くの場合、金が錆びたわけでも偽物だったわけでもないんです。いわば「白い上着が薄くなってきた」状態ですね。

もちろん、ほかの金合金と同じように、皮脂や汚れでくもることもあります。その場合は、お手入れで輝きが戻ることもありますよ。

見え方で分かる、原因の目安

『うちのホワイトゴールドはどれなんだろう』と迷ったら、見え方で目安を付けてみてください。

見え方考えられる原因まずやること
全体がくもる・ツヤがない皮脂・化粧品・ほこりの付着布で拭く・中性洗剤で洗う
一部だけ黄色っぽいこすれやすい所のめっきが薄くなった購入店に相談
全体がうっすら黄色っぽいめっき全体が弱まってきためっきのかけ直しを相談
細かな傷でくすんで見える小さな傷が増えた店の新品仕上げを相談

洗ってツヤが戻るなら汚れ、戻らないならめっきの減り、と考えると分かりやすいですよ。

ホワイトゴールドの作り:割金とロジウムめっき

ホワイトゴールドがどんな素材なのか、日本ジュエリー協会の表示規定で見てみましょう(日本ジュエリー協会 表示規定)。

項目日本ジュエリー協会の表示規定・案内
ホワイトゴールドとは主にパラジウム等を割金にした白色の金合金
表面の仕上げ地金に近い白色めっきを認めていて、ロジウムめっきが一般的
地金とめっきの色の差一定の範囲内に収めるよう規定がある
名前の付け方地金そのものの色で呼ぶ。めっきの色だけで呼んではいけない
ホワイトゴールドの地金とロジウムめっきの仕組みの図解

ここがポイントです。ホワイトゴールドは、地金そのものも白っぽい金合金です。その上に、さらに白いロジウムめっきをかけて仕上げているんです。

表示規定では、色みのある金合金にロジウムめっきをかけて「ホワイトゴールド」と表示するのは不当な表示とされています。めっきが薄くなっても、下から出てくるのは「白っぽい金合金の色」というわけですね。

ただ、地金とめっきの色は少し違います。めっきが薄くなると、ロジウムの白さより、やや色みのある地金の色が見えてきます。これが「黄色っぽくなった」と感じる正体なんです。

ロジウムってどんな金属?

ロジウムは、あまり聞き慣れない名前かもしれませんね。辞典の「王水」の説明では、金や白金、イリジウムなどと並ぶ貴金属として出てきます(コトバンク「王水」)。

日本ジュエリー協会の表示規定では、ロジウムめっきは「RHP」という記号で表すことになっています。ホワイトゴールドの白さを支えている、薄い仕上げの層だと思ってください。

補足

日本ジュエリー協会は、ホワイトゴールドには割金としてニッケルを使っている素材もあると案内しています。肌に異常を感じた時は使用をやめ、医療機関に相談するよう、国民生活センターや日本ジュエリー協会が呼びかけています。

ホワイトゴールドは何年で変わる?どれくらいで変色する?

『ホワイトゴールドって、どれくらいで変色するの?』は、とても多い疑問です。ただ、何年で変わるかを決めた公的な目安は見当たりませんでした。

めっきが薄くなる早さは、使い方で大きく変わります。毎日着ける指輪と、たまに着けるネックレスでは、こすれる回数がまったく違いますよね。

変わりやすさに関わること例
着ける頻度毎日着ける指輪は、こすれる回数が多い
こすれやすい場所指輪の内側や手のひら側、留め具の周り
着けている場面家事・スポーツ・寝る時も着けたまま
触れるもの洗剤・化粧品・温泉・プールの水
お手入れの仕方研磨剤入りのクロスで強く磨いている

例えばこんな会話、思い当たりませんか?

「同じ時期に買ったのに、指輪だけ黄色っぽくなってきた」
「指輪は毎日着けていて、手を洗う時も外していないからかもね」

同じホワイトゴールドでも、使い方しだいで差が出るんです。毎日の動きの中で、少しずつめっきが減っていくイメージですね。なので、年数より「最近、白さが落ちてきたかな」と感じたタイミングで、お手入れや相談を考えるのがおすすめです。

使い方別の考え方

例えば、毎日着ける結婚指輪の場合は、手を洗う、物をつかむ、といった動きでいつもこすれています。白さが落ちてきたと感じたら、早めに購入店へ相談しておくと安心です。

たまにしか着けないネックレスの場合は、こすれる回数が少ない分、白さが長持ちしやすいと考えられます。ただ、しまい方が悪いと、ほかのアクセサリーとこすれて傷が付くこともあるので注意してくださいね。

どちらの場合も、外した後に布で拭くことと、1点ずつ分けてしまうことが基本です。

金の変色が気になる人

購入してすぐに黄色っぽくなってきた場合は、どうしたらいいですか?

お手入れ案内役

まずは購入店に相談してみてください。4℃のように、購入から1年以内なら再コーティングを無償で受け付けているブランドもありますよ。

10金・14金・18金のホワイトゴールドの違い

ホワイトゴールドにも、10金・14金・18金があります。日本ジュエリー協会の表示規定による金の割合は、次のとおりです。

品位金の割合(千分率)刻印の例
18金ホワイトゴールド750K18WG
14金ホワイトゴールド585K14WG
10金ホワイトゴールド416K10WG

『10金のホワイトゴールドは変色しやすい?』と気になる方もいますよね。10金は金の割合が低い分、割金の割合は多くなります。

ただ、ホワイトゴールドの黄色っぽさは、主に表面のめっきが薄くなることで起こります。品位によってどれだけ変わり方が違うのかを示した公的な資料は見当たらず、「この品位なら変色しない」とは言えません。

18kホワイトゴールドでも14kでも、着け方とお手入れで差が出る、と考えておきましょう。

手元のホワイトゴールドの品位は、リングの内側や留め具の近くにある刻印で確かめられます。刻印が小さくて読めない時も、こすって読もうとせず、ルーペなどで見てみてくださいね。

温泉・汗とお手入れ:ホワイトゴールドを長持ちさせるコツ

ホワイトゴールドを長くきれいに使うには、めっきを傷めないことが大事です。ブランドや日本ジュエリー協会の案内をもとに、コツをまとめました。

温泉・プール・家事の時は外す

外しておきたい場面
  • お風呂・シャワー・温泉に入る時(4℃・スタージュエリー・カルティエ)
  • プールや海に入る時(4℃・カルティエ)
  • 洗い物や掃除など家事をする時(4℃・スタージュエリー)
  • スポーツをする時・寝る時(スタージュエリー)
  • 化粧品やヘアスプレー、香水を使う時(ミキモト・カルティエ)

日本ジュエリー協会は、温泉などの硫黄分は特にシルバー製品で厳禁としています。カルティエも、塩素や海水に触れると金属の輝きが失われる恐れがあると案内しています。

温泉の後に色が変わった気がする、という声もありますよね。温泉については金は温泉で変色する?で詳しく紹介しています。

金の変色が気になる人

旅行先の温泉で、指輪を外すのを忘れちゃいそうです。

お手入れ案内役

部屋に着いたら、まずジュエリーを外してポーチにしまう、と決めておくと忘れにくいですよ。最初から旅行に持って行かないのも一つの手です。

やさしく拭いて、やさしく洗う

ホワイトゴールドのお手入れは、ジュエリーブランドの4℃が公式に案内している方法がおすすめです(4℃「ジュエリーのお手入れ方法とは?」)。

ホワイトゴールドのお手入れの手順
  1. 着けた後は、やわらかい布で表面を軽く拭く
  2. 汚れが気になる時は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯につける
  3. やわらかいブラシでやさしく洗う
  4. 真水ですすぐ
  5. やわらかい布で水分をすべて拭き取る
ホワイトゴールドを長持ちさせるお手入れの図解
やってはいけないこと
  • 研磨剤入りのクロスや歯磨き粉で強く磨く(めっきが削れる)
  • 硬いブラシでゴシゴシこする
  • 塩素系漂白剤につける
  • 重曹やお酢など、ブランドが案内していない方法を試す

『ピカピカにしたくて、つい磨いちゃう』という方は要注意です。めっきは薄い層なので、磨くほど白さが早く落ちてしまうことがあるんです。

しまう時は1点ずつ

保管は、1点ずつ分けて重ならないようにするのが基本です。日本ジュエリー協会も、ジュエリー同士が重なって傷が付かないよう注意を呼びかけています。

ホワイトゴールドとプラチナの指輪を重ね着けしている方もいますよね。こすれ合うと傷やめっきの減りにつながることもあるので、しまう時は分けておきましょう。

石付きのホワイトゴールドは洗い方に注意

ダイヤモンドなどの石が付いたホワイトゴールドも多いですよね。石によっては、洗い方に注意が必要です。

4℃は、パールは中性洗剤も水やお湯も使わず布で拭くだけ、エメラルドやオパールなども布で拭くだけと案内しています。カルティエも、エメラルドにはロジウムコーティングや超音波洗浄は適していないとしています。

石付きのホワイトゴールドで、めっきのかけ直しを考えている時は、石の種類も伝えて購入店に相談するのが安心です。

アルコール消毒をする時は

手指のアルコール消毒が習慣になっている方もいますよね。アルコールについては、ブランドや公的機関の公式な案内は見当たりませんでした。

おたからやは公式コラムで、地金のゴールドやプラチナは基本的にアルコールで拭き取れ、特殊なメッキ加工がされていない限り品質に影響はないと説明しています。ただ、ホワイトゴールドはロジウムめっきで仕上げていることが多いので、気になる方は購入店に確かめておくと安心です。

ピンクゴールドの変色との違いが気になる方は、ピンクゴールドは変色する?もどうぞ。

よくある相談:ホワイトゴールドはどれくらいで変色する?(知恵袋の声から)

Yahoo!知恵袋にも、ホワイトゴールドの変色について多くの相談が寄せられています。内容を要約して、答えをまとめました。

ホワイトゴールドは何年くらいで変色する?18金・14金・10金で違う?

「ホワイトゴールドはどれくらいで変色するのか。18金・14金・10金で違うのか、どれが変色しやすいのか」という相談です。

何年で変わるかは、着ける頻度や場面で大きく違うため、決まった年数は言えません。品位による違いを示した公的な資料も見当たらないので、どの品位でも「外す・拭く・こすらない」を心がけるのが一番です。

温泉に入ったら、ホワイトゴールドの指輪が黄色っぽくなった

「ホワイトゴールドの指輪をしたまま硫黄の温泉に入ったら、イエローゴールドのような色になった」という相談もありました。

原因は品物によって違うので、ここで言い切ることはできません。ブランドは温泉では外すよう案内しているので、次からは外して入り、今の指輪は購入店に見てもらうのが確実です。

金磨きのクロスでK18WGを拭いたら、黒っぽくなった

「金みがき用のクロスでK18WGを拭いたら、黒っぽくなった。これは普通?」という相談です。

金磨き用のクロスには研磨剤が入っているものもあり、ホワイトゴールドのめっきを削ってしまうことがあります。ホワイトゴールドは、研磨剤の入っていないやわらかい布で拭くのが安心ですよ。

手持ちのクロスに研磨剤が入っているかどうかは、パッケージや説明書きで確かめられます。分からない時は、メガネ拭きのようなやわらかい布を使っておくと失敗しません。

白さを戻したい時は、めっきのかけ直しを相談

『もう黄色っぽくなっちゃった』という時も大丈夫です。ロジウムめっきをかけ直してもらえば、白さを取り戻せます。

4℃は、購入から1年以内なら無償で再コーティングのお直しを受け付けていると案内しています。日本ジュエリー協会も、専門店の「新品仕上げ」で地金の変色や傷の磨き直しを職人が行うと紹介しています。

相談先公式に案内されている内容
4℃購入1年以内なら再コーティングを無償で受付(それ以降の料金は公式ページに記載なし)
購入したブランドの店クリーニング・磨き直しなど(内容や料金はブランドごと)
町のジュエリー店新品仕上げ・めっきのかけ直しなど(内容や料金は店ごと)

修理の流れや、ブランドごとの相談先は、ホワイトゴールドの変色を戻す修理で詳しく紹介しています。

めっきのかけ直しを頼む前に

相談前のチェック
  • 購入したブランド・店と、購入した時期を確かめる
  • 保証書があれば一緒に持っていく
  • 付いている石の種類を伝えられるようにしておく
  • 料金と仕上がりまでの期間を先に聞く

購入から1年以内かどうかで、無償になるブランドもあります。保証書の日付を見ておくと話が早いですよ。

金の変色が気になる人

直すか迷っている、もう着けないホワイトゴールドがあるんですが…。

お手入れ案内役

それなら、売るという選択肢もありますよ。変色していても、金としての価値は品位と重さで決まりますからね。

お手入れしても使わなくなったホワイトゴールドがあるなら、金の買取店で今の金額を確かめてみる方法もあります。

大黒屋は公式で、金はその種類(純度)と重さで買取価格を出すので、形状を問わず査定できると説明しています。ホワイトゴールドも、K18WGやK14WGといった品位と重さが大事なんです。

おたからやは公式FAQで、無理に磨いたり薬品で洗ったりせず、そのままの状態で持ち込むのがおすすめと案内しています。一方で買取大吉は、ブランドジュエリーなどそのまま再販できる品は、傷や汚れがマイナス査定になる可能性があるとも書いています。

地金として評価される品は状態の影響が小さく、ブランド品は状態が影響することもある、と考えておきましょう。売るつもりなら、先にめっきをかけ直すより、まず今のままで査定額を聞いてみるのがおすすめです。

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使わなくなった金は、磨かずにそのまま査定へ

黒ずみや変色があっても、金の価値は品位と重さで決まります。ネックレスや指輪はもちろん、ちぎれたチェーンや刻印のない金も無料で査定を受けられ、無理に磨く必要はありません。

査定料無料公式サイトで買取価格を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件・必要書類は公式サイトで確認してください。

よくある質問

ホワイトゴールドは変色しますか?

表面のロジウムめっきが使ううちに弱まり、下の地金の色が見えて黄色っぽく見えることがあります。皮脂や汚れでくもることもあります。

ホワイトゴールドは何年くらいで変色しますか?

決まった年数はありません。着ける頻度や場面、お手入れの仕方で大きく変わります。

10金のホワイトゴールドは、18金より変色しやすいですか?

10金は割金の割合が多いですが、品位によって変わり方がどれだけ違うかを示した公的な資料は見当たりません。どの品位でも、外す・拭く・こすらないのが基本です。

黄色っぽくなったホワイトゴールドは元に戻りますか?

ロジウムめっきをかけ直せば白さを取り戻せます。4℃は購入1年以内なら無償で再コーティングを受け付けています。

ホワイトゴールドを着けたまま温泉に入っても大丈夫ですか?

ブランドの公式案内では、温泉では外すようすすめています。日本ジュエリー協会も温泉などの硫黄分には注意を呼びかけているので、外してから入るのが安心です。

まとめ

この記事の要点
  • ホワイトゴールドは白っぽい金合金に、ロジウムめっきをかけて仕上げることが多い
  • 黄色っぽく見えるのは、めっきが弱まって地金の色が見えてくるため
  • 何年で変わるかは使い方しだいで、決まった年数はない
  • 温泉・家事の時は外し、研磨剤で磨かず、やわらかい布で拭く
  • 白さを戻したい時は、購入店やジュエリー店でめっきのかけ直しを相談する

金の変色の全体像は、金は変色する?原因とお手入れでまとめています。

金の変色.jp

金の変色.jp 編集部

18金・10金・ホワイトゴールドなど金の変色や黒ずみが起きる理由、ブランドや業界団体が案内するお手入れの方法、使わなくなった金の扱い方を、公的機関と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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