変色・錆びた金は偽物?本物の金でも色が変わる理由と確かめ方

変色・錆びたように見える金が本物かどうかを解説する記事のアイキャッチ

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久しぶりに出した金のネックレスが黒っぽくなっていたり、指輪の内側が赤茶色に見えたりすると、ドキッとしますよね。『金って錆びないはずなのに、これは本物じゃなかったの?』と思う方も多いはずです。

結論から言うと、本物の金でも、錆びたように色が変わることはあります。この記事では、変色だけで偽物と決めつけられない理由と、気になる時の確かめ方をお話しします。

金の変色が気になる人

もらった18金のネックレスが、錆びたみたいに黒っぽくなってきました。これって本物じゃないんでしょうか?

お手入れ案内役

変色だけで偽物とは言えないんです。18金には銀や銅が混ぜてあって、その部分が汗や空気の成分と反応すると色が変わることがあるんですよ。

目次

変色・錆びたように見える金は偽物なの?

先に結論

金が変色したからといって、偽物とは限りません。日本ジュエリー協会も「貴金属部分が変色したのは偽物だったから?」という相談に、変色の仕組みを説明する形で答えています。

日本ジュエリー協会の「ジュエリーQ&A」では、K18などの金合金は銀や銅も混ざっているので、表面の銀は硫化で黒く、銅は酸化で赤くなると説明しています。化粧品・薬品・塩素系の洗剤も変色の原因になるそうです。

つまり「黒くなった」「赤っぽくなった」は、本物の金合金でも起こりうる変化なんです。逆に言えば、色の変化だけを見て本物か偽物かを決めることはできません。

例えばこんなやり取り、よくありますよね。

「この指輪、裏が黒いんだけど偽物かな?」
「18金でも黒くなることはあるらしいよ。まずは刻印を見てみたら?」

慌てて処分したり、強くこすったりする前に、まずは落ち着いて仕組みを知っておきましょう。

本物の金でも色が変わるのはなぜ?

実は、変色しているのは「金そのもの」ではないことが多いんです。辞典では、純金は空気中や水中できわめて安定していて、色調を変えることがないと説明されています(コトバンク「金」)。

一方で、アクセサリーによく使われる18金や10金は、金に銀や銅などの「割金(わりがね)」を混ぜた合金です。この割金の部分が、汗や温泉の硫黄分、空気中の成分と反応して色が変わります。

見え方主な原因(日本ジュエリー協会・辞典の説明)本物でも起こる?
黒っぽい・くすむ表面の銀が硫黄分と反応する(硫化)起こりうる
赤っぽい・赤茶色表面の銅が酸化する起こりうる
全体がくもる皮脂・化粧品・ほこりの付着起こりうる
下から別の色が出るメッキの剥がれ(中の金属が見える)金メッキ製品で起こる
本物の金合金が黒や赤に変色する仕組みの図解

品位で見ると、K18は金が750‰(75%)、K10は416‰です(日本ジュエリー協会の表示規定)。10金はそれだけ割金の割合が多い、ということは覚えておいてください。

ただ、「品位が低い金ほど変色する」と言い切れるわけではありません。着け方や保管の仕方で変わるからです。詳しくは金は錆びる?本物の金が錆びない理由で解説しています。

金メッキの剥がれと、金合金の変色はどう違う?

ここが大事なところです。同じ「変色」でも、金メッキと金合金では中身がまったく違います。

金の変色が気になる人

「24金メッキ」と書いてあったアクセサリーが変色しました。24金は変色しないって聞いたのに、なぜでしょう?

お手入れ案内役

メッキは表面にとても薄く金をのせたものなんです。表面が薄くなったり剥がれたりすると、中の金属が見えて、その金属が変色することがあるんですよ。

買取大吉の公式コラムでは、金メッキは真鍮やニッケルなどに金を薄くコーティングしたもので、金自体は錆びにくくても、ベースの金属が原因で変色や黒ずみが起こることがあると説明しています(買取大吉「金メッキの変色や黒ずみの原因は?」)。

金合金(18金・10金など)の変色
  • 割金の銀・銅が表面で反応している
  • 拭いたり洗ったりで目立たなくなることがある
  • 金としての価値は品位と重さで決まる
金メッキの剥がれ
  • 表面の金が薄くなり、中の金属が見えている
  • 磨くとさらに金の層が減ることがある
  • 金として評価できる量はわずか
金合金の変色と金メッキの剥がれの違いを比べた図解

刻印も手がかりになります。K18や750は18金、GPは金メッキ、GFは金張りを表す記号です(日本ジュエリー協会の表示規定)。

ただし国民生活センターの調査では、ネット通販で売られていた「K18」の刻印があるネックレスから、表面の金がほとんど検出されなかった例もありました。刻印だけで本物と言い切れない点は知っておきましょう。

メッキ製品の変色について詳しくは金メッキ・18金コーティングは変色する?をどうぞ。

家でできる確かめ方と、その限界

『家で簡単に本物か分からないの?』と思いますよね。家でできるのは、あくまで「目安を付ける」ところまでです。

家で見ておきたいポイント
  • 留め具やリングの内側に刻印(K18・750・K10など)があるか見る
  • 刻印にGP・GF・HGEなどメッキや金張りを表す文字が並んでいないか見る
  • 色が変わっているのが表面だけか、下から別の色が出ていないか見る
  • 買った時の保証書やケースが残っていないか探す

磁石や比重を使う方法もよく紹介されています。ただ、おたからやの公式コラムでも、家での確認は「あくまで簡易的な判定」と説明されています。

それに、確かめようとして削ったり、薬品をつけたりするのはおすすめしません。表面に傷が付いたり、色味を損ねたりするもとになるからです。

よくある失敗

「中まで金か見てみよう」と、目立たない所をヤスリでこすってしまうこと。金合金でも金メッキでも、削った跡は元に戻せません。

よくある相談:変色した金は偽物?(知恵袋の声から)

Yahoo!知恵袋にも、変色をきっかけに「本物かどうか」を心配する相談が寄せられています。内容を要約して、答えをまとめました。

「24金メッキ」の品が変色したのは、24金じゃなかったから?

「24金は変色しないはずなのに、24金メッキの品が変色した。中身は24金ではなかったのでは」という相談です。

メッキは表面だけに金をのせたものなので、もともと中身は別の金属です。表面の金の層が薄くなると中の金属が見えたり変色したりするので、「24金が変色した」わけではないんです。

純金と書かれた小判が、一部だけ赤く変色した

「純金製と書かれた小判の一部が赤っぽくなった。偽物?」という相談もあります。

純金はきわめて安定した金属なので、赤い部分は表面に付いた汚れや付着物のこともあります。とはいえ写真や見た目だけでは判断できないので、気になるなら店で調べてもらうのが確実です。

ネットで安く売られている「18Kゴールド」のネックレスは本物?

「18Kゴールドと表示されたネックレスが手頃な値段で売られている。本物の18金なの?」という声もありました。

表示や刻印だけでは中身まで分かりません。先ほどの国民生活センターの調査のように、刻印と中身が違う例もあるからです。

補足

相談の多くは「色が変わった」ことがきっかけです。変色そのものより、刻印と素材の表示を落ち着いて確かめるのが近道です。

はっきりさせたい時は、金の買取店で調べてもらう

『結局、本物かどうかを知りたい』という方は、金の買取店の無料査定で調べてもらう方法があります。

例えばおたからやは、査定料・鑑定料はかからないと公式で案内しています。刻印が無い品や純度が分からない品も、蛍光X線分析装置や比重計で金の含有量を測るそうです。

しかも買取店は、変色や黒ずみがある金も査定の対象にしています。おたからやの公式FAQでは、無理に磨いたり薬品で洗ったりせず、そのままの状態で持ち込むのがおすすめとされていますよ。

金の変色が気になる人

調べてもらったら、売らないといけないんですか?

お手入れ案内役

査定だけでも大丈夫ですよ。金額を聞いてから、持っておくか売るかを決めればいいんです。

お手入れしても使わなくなった金があるなら、今の金額を確かめるついでに相談してみてください。

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使わなくなった金は、磨かずにそのまま査定へ

黒ずみや変色があっても、金の価値は品位と重さで決まります。ネックレスや指輪はもちろん、ちぎれたチェーンや刻印のない金も無料で査定を受けられ、無理に磨く必要はありません。

査定料無料公式サイトで買取価格を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件・必要書類は公式サイトで確認してください。

査定の流れは変色した金の査定の流れにまとめています。

よくある質問

本物の金は錆びないって本当ですか?

純金はきわめて安定した金属で、錆びたり色が変わったりしにくいと辞典で説明されています。ただ、18金や10金は銀や銅を含むので、その部分が黒や赤に変色することがあります。

黒く変色した金は、本物ではないのでしょうか?

変色だけでは偽物とは言えません。日本ジュエリー協会は、金合金の表面の銀は硫化で黒くなると説明しています。

K18の刻印があれば本物ですか?

刻印は大事な手がかりですが、それだけで本物とは言い切れません。国民生活センターの調査で、K18の刻印があっても表面の金がほとんど検出されなかった通販商品の例があります。

本物か確かめるために削ってもいいですか?

おすすめしません。削った跡は戻らないうえ、店で調べてもらえば削らなくても分析できます。

まとめ

この記事の要点
  • 本物の18金・10金でも、割金の銀・銅が反応して黒や赤に変色することがある
  • 変色だけでは偽物とは言えない(日本ジュエリー協会のQ&A)
  • 金メッキは表面の金が薄くなって中の金属が見え、変色することがある
  • 刻印は手がかりだが、刻印だけで本物とは言い切れない
  • はっきりさせたい時は、削らずに買取店の無料査定で調べてもらう

変色の原因をもっと知りたい方は、金の変色の原因とお手入れもあわせて読んでみてください。

金の変色.jp

金の変色.jp 編集部

18金・10金・ホワイトゴールドなど金の変色や黒ずみが起きる理由、ブランドや業界団体が案内するお手入れの方法、使わなくなった金の扱い方を、公的機関と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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