当サイトの記事は、日本ジュエリー協会・国民生活センター・環境省など公的機関・業界団体の公開情報、ジュエリーブランドのお手入れ案内、各買取店の公式情報、田中貴金属工業の公表価格、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。肌の不調など医療に関わることは扱わず、医療機関への相談をおすすめしています。最新の価格・条件は各社の公式情報で確認してください。
純金のペンダントや金貨、インゴットを久しぶりに見たら、一部が黒っぽく、あるいはオレンジっぽく見えた。そんな時、『純金は変色しないはずじゃなかったの?』と不安になりますよね。
結論から言うと、純金そのものは、ほとんど変色も錆びもしない金属です。それでも色が変わって見えるのには、別の理由があることが多いんです。
この記事では、純金が変色して見える原因と、やわらかい24金を傷付けない磨き方・保管の仕方をお話しします。
純金のペンダントの一部が、なんだかくすんで見えます。純金でも変色するんですか?
純金そのものはとても安定した金属なんです。くすんで見えるのは、表面に付いた汚れや、ほかの金属のパーツが原因のことが多いですよ。
純金は変色する?24金は錆びる?
純金(24金)は、空気や水で色が変わることがなく、錆びにくい金属です。辞典では、普通の酸やアルカリにも侵されないと説明されています。
日本大百科全書(ニッポニカ)では、金は空気中や水中できわめて安定していて、色調を変えることがないと説明されています(コトバンク「金」)。デジタル大辞泉にも、化学的に安定していて酸化されにくく、錆びないとあります。
ただ、どんな物にも溶けないわけではありません。王水という、濃硝酸と濃塩酸を混ぜた液には溶けると説明されています。普段の暮らしで純金が錆びる心配は、まずしなくて大丈夫です。
『じゃあ、なんで色が変わって見えるの?』という疑問が残りますよね。次で理由を見ていきましょう。
純金が黒ずみ・変色して見える理由
実は、純金が変色して見える時は、金そのものではない所に原因があることが多いんです。考えられる理由を表にしました。
| 見え方 | 考えられる理由 | まずやること |
|---|---|---|
| 全体がくもる | 皮脂・汗・化粧品・ほこりが付いている | やわらかい布で拭く |
| 一部だけ黒っぽい | 汚れや付着物がたまっている | 中性洗剤とぬるま湯で洗う |
| 金具の周りだけ色が違う | 枠・ネジ・チェーンなど、純金以外のパーツ | パーツの素材を確かめる |
| 下から別の色が出る | 純金ではなく金メッキだった | 刻印を見る |

例えば、純金の金貨をペンダントにしている場合です。金貨を囲む枠やネジ、チェーンは、金貨とは別の素材のことがあります。
「金貨がオレンジっぽくなった」
「枠やネジの所だけじゃない?そこは純金じゃないかもしれないよ」
こんなふうに、変色している場所をよく見ると原因が分かることもありますよ。
また、日本大百科全書には、純金のままでは軟らかすぎるので、普通は銅や銀などとの合金として使うとも書かれています。「24金のつもりで持っていたアクセサリー」が、実は合金や金メッキということもあるんです。
金貨やインゴットの変色については、金貨・インゴットが変色した時は?で詳しく紹介しています。
22金や16金は変色する?錆びる?
22金や16金は、純金に比べて金以外の金属(割金)が混ざっている分、表面が変色することはあります。日本ジュエリー協会の「ジュエリーQ&A」では、金合金の表面の銀は硫化で黒く、銅は酸化で赤くなると説明しています。
| 品位 | 金の割合(千分率) | 変色について |
|---|---|---|
| K24(純金) | 999 | 空気や水で色が変わりにくい |
| K22(22金) | 916 | 割金を含むので、表面が変色することがある |
| K18(18金) | 750 | 割金の銀・銅が黒や赤に変色することがある |
品位の数字は、日本ジュエリー協会の表示規定(JIS H6309)によるものです。16金は同じ規定の品位一覧には出てきませんが、純金ではなく合金なので、考え方は22金と同じです。
ここで言う「錆びる」は、金そのものが錆びるのではありません。混ぜてある銀や銅が反応して、錆びたように見えるということです。
22金のネックレスを持っているんですが、純金と同じように扱って大丈夫ですか?
22金は割金が入っている分、温泉や汗で色が変わることもあるんです。純金より少しだけ気を付けて、着けた後に布で拭くのを習慣にしておきましょう。
「品位が低いほど変色しやすい」と言い切れる公的な資料は見当たりませんでした。着け方や保管の仕方でも変わるので、品位だけで決めつけないようにしましょう。18金の場合は18金は変色する?で詳しく紹介しています。
24金の磨き方とお手入れ
24金の磨き方で気を付けたいのは、とにかく「やさしく」です。純金はやわらかい金属なので、強くこすると細かな傷が付きやすいんです。
お手入れは、ジュエリーブランドの4℃が公式に案内している方法がおすすめです(4℃「ジュエリーのお手入れ方法とは?」)。
- 着けた後は、やわらかい布で表面を軽く拭く
- 汚れが気になる時は、中性洗剤を少し溶かしたぬるま湯につける
- やわらかいブラシで、力を入れずになでるように洗う
- 真水ですすいで、洗剤を残さない
- やわらかい布で、水分をすべて拭き取る

- 研磨剤入りのクロスや歯磨き粉でこする
- 硬いブラシや金属たわしを使う
- 塩素系漂白剤につける
- 強い力で何度も往復してこする
24金の手入れで一番多い失敗は、「ピカピカにしよう」と力を入れすぎることです。くもりが取れれば十分、くらいの気持ちで止めておきましょう。
磨いても、新品の時みたいな輝きに戻らない気がします。
細かな傷が増えると、光の反射が変わって輝きが落ちて見えることもあるんです。気になるなら、購入店やジュエリー店で磨き直してもらう方法もありますよ。
日本ジュエリー協会は、専門店の「新品仕上げ」で地金の変色や傷を職人が磨き直すと紹介しています。家で何度もこするより、仕上がりもきれいです。
よくある相談:純金の変色(知恵袋の声から)
Yahoo!知恵袋にも、純金の変色に関する相談が寄せられています。内容を要約して、答えをまとめました。
純金のインゴットの、刻印の辺りが変色していた
「久しぶりに純金のインゴットを確認したら、刻印の辺りが少し変色していた」という相談です。
刻印のくぼみには、汚れや付着物がたまりやすいものです。インゴットはこすったり磨いたりせず、ケースに入れたまま保管しておくのがおすすめです。
なんぼやは公式FAQで、インゴットは状態によってはスクラップ扱いになり、買取価格に大きく影響する可能性があると書いています。磨いて傷を付けるより、そっとしておくほうが安心ですよ。
純金の金貨をペンダントにしたら、一部がオレンジっぽくなった
「純金の金貨をペンダントにしたら、一部がオレンジっぽく変色した」という相談もありました。
先ほどのように、枠やネジなど金貨以外のパーツの色かもしれません。金貨の部分は布で軽く拭く程度にして、気になるならジュエリー店に見てもらいましょう。
18Kや24Kの合金は、温泉で変色する?
「純金は温泉で変色しないと聞くけれど、18Kや24Kの合金は変色する?」という相談です。
金合金は割金に銀を含むので、温泉の硫黄分で黒っぽくなることがあります。日本ジュエリー協会も、温泉などの硫黄分は特にシルバー製品で厳禁としているので、純金以外は外して入るのが安心です。
純金の保管と、使わなくなった時
純金は変色しにくくても、やわらかい分、保管の仕方で傷が付くことがあります。ブランドや日本ジュエリー協会が案内しているしまい方をまとめました。
- 1点ずつ分けて、ほかの物とこすれないようにする
- 着けた後は布で拭いてからしまう
- 直射日光や高温多湿の場所を避ける
- 金貨やインゴットは、ケースや袋に入れたまま触りすぎない
『しまったままの純金、どうしようかな』という方もいるかもしれませんね。お手入れしても使わなくなった金があるなら、金の買取店で今の金額を確かめてみる方法もあります。
PR|金・貴金属の買取
使わなくなった金は、磨かずにそのまま査定へ
黒ずみや変色があっても、金の価値は品位と重さで決まります。ネックレスや指輪はもちろん、ちぎれたチェーンや刻印のない金も無料で査定を受けられ、無理に磨く必要はありません。
査定料無料公式サイトで買取価格を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件・必要書類は公式サイトで確認してください。
変色しにくい金の選び方は、変色しない金はある?でも紹介しています。
よくある質問
純金は本当に錆びないのですか?
辞典では、純金は空気中や水中できわめて安定し、錆びず、普通の酸やアルカリにも侵されないと説明されています。ただし王水には溶けます。
24金が黒ずんで見えるのはなぜですか?
皮脂や汚れの付着、純金以外のパーツ、実は合金や金メッキだった、などが考えられます。まずはやわらかい布で拭いてみてください。
24金の手入れで気を付けることは?
純金はやわらかいので、強くこすらないことです。布で拭く、汚れが気になれば中性洗剤とぬるま湯でやさしく洗う、までにしておきましょう。
22金は錆びますか?
金そのものは錆びませんが、22金は割金を含むので、表面が変色することはあります。
まとめ
- 純金(24金)は空気や水で色が変わりにくく、錆びにくい金属
- 変色して見える時は、汚れや付着物、ほかのパーツが原因のことが多い
- 22金や16金は割金を含むので、表面が変色することがある
- 24金はやわらかいので、布で拭く・中性洗剤で洗うまでにして強くこすらない
- 保管は1点ずつ分けて、こすれないようにする
金の変色の全体像は、金は変色する?原因とお手入れでまとめています。







コメント